How are you? は「元気?」だけじゃなかった。

この記事を書いた人 Nishi Yukie

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アメリカでスーパーやドラッグストアーなどに行くと、会計時にレジの店員さんから必ず「How are you?」と尋ねられます。いきなり知らない店員さんから「調子どう?」って聞かれたらどう対応しますか。

  1. 私、あなた知りませんけど・・・、と何も言わない
  2. 定番の「I’m fine, and you?」と答える

あなたは、どちらを選びましたか。 1の「何も言わない」のは、やはり失礼にあたります。 2の回答はOKですが、通常あまり使いません。

実は、このシチュエーションの「How are you?」は、直訳の「調子どう?」と少しニュアンスが違うんです。

「いらっしゃいませ」のHow are you?

店員さんが「How are you ?」と言う時は、日本語の「いらっしゃいませ」の意味で使われます。 だから、たとえ不機嫌そうな顔をした店員さんだったとしても、接客の挨拶として「How are you?」って聞いてくるんです。(笑)

だったら、お客さん側は、どのような返事をしたらよいでしょう? この場合「And you?」と聞き返す必要はありません。軽く「I’m good.」と答えるだけでよいです。

但し、よく行くお店で知り合いの店員さんから言われた場合は、スモールトークをしてよりコミュニケーションを図るのがいいですね。 例えば、ちょっとした日常会話で、「It’s so busy today.(今日はお店混んでるね。)」とか「I love this cookie.(このクッキー、大好きなんだ。)」とか。「I’m good.」だけではなく何か一言加えてみましょう。

「こんにちは」のHow are you?

しかし、英語でいきなり声を掛けられると緊張してしまい、頭が真っ白になるのはよくあること。 緊張しないで対応するには、どうしたらよいのでしょうか。それには秘訣があります。 こちらから先に「How are you?」と言ってしまうこと。先手必勝!です。それもwith smileで話しかけてみてください。笑顔で声をかけられて嫌な人はいません。 お客さん側から言う「How are you?」は、日本語では「こんにちは」のニュアンスです。きっと店員さんも笑顔で「I'm good!」と答えてくれるはず。

また、海外旅行で余り英語を使う機会がないなと思われている方にも、この自分から先に話かけるという方法はおすすめです。こちらから心を開くと、ちょっとした一言からでも会話が始まることがあります。お土産を買う時、コンビニで飲み物を買う時、チャンスはいくらでもありますよ。

「お買い上げ、ありがとうございました」のHave a nice day!

次に、会計が済んで、商品を渡してくれる時に、「Have a nice day!」 も店員さんからよく言われます。これも直訳すると「よい一日を!」ですが、日本語では「お買い上げ、ありがとうございました。」という意味です。 ここは単純に「Thank you. You too.」と返事をすれば大丈夫です。最後まで、気持ちよく買い物ができるとその日一日が楽しくなりますね。

おわりに

日本ではレジで会計するときに、これらの習慣がありません。
店員:「いらっしゃいませ」
お客:「・・・(無言)」
店員:「お買い上げありがとうございました」
お客:「・・・(無言)」
なのではないでしょうか。

アメリカではお客さんとお店の立場は対等。気持ちよい関係を築くことが両者に求められます。

今回のブログ記事は、私がニューヨークに住んで間もない頃、なぜいつも「How are you?」と店員さんが聞いてくるんだろうと不思議に感じていたことをシェアさせていただきました。同じ場面に何度も出くわし、そこでやっと使われる場面によって、ニュアンスが異なることを知りました。

一つのフレーズでも、シチュエーションによって意味の捉え方変わってきます。 英語って奥が深いですね。